こんにちは!
旅行大好きゆみさとです。
今回は、上海旅行で絶対に訪れたい観光スポット「豫園(よえん)」について、見どころからおすすめグルメまで徹底紹介していきます!
豫園は上海で最も有名な庭園の一つで、美しい中国伝統建築と庭園美を楽しめる場所◎

「豫園」は、「ザ・中国らしさ」を感じられる代表的な観光スポット!
上海らしい雰囲気はもちろんのこと、グルメやお土産探しも楽しめます。
上海に行ったら、ぜひ行ってみて欲しいです。
アクセス方法から周辺グルメまで、実際に訪れた経験をもとに豫園観光のいろはをお伝えします。
上海の「豫園」とは?伝統庭園「豫園」と商業エリア「豫園商城」
上海の「豫園」エリアは、大きく以下の2つのエリアに分かれています。
②商業エリア「豫園商城」

厳密には、400年の歴史を持つ伝統庭園のことを「豫園」と言います。
現在は上海を代表する観光スポットとして、年間数百万人の観光客が訪れる人気の場所です。

観光サイトなどは伝統庭園「豫園」と商業エリア「豫園商城」を合わせて「豫園」と呼んでいたりします。
伝統庭園「豫園」の概要
「豫園」は明の時代(1559年)に造られた、約400年の歴史を誇る中国古典庭園。
もともとは明の時代の役人であった潘允端が、父親のために造った私庭でした。

なんとこの私庭を作るために、当時18年もの歳月を費やしたそうです!
ただ歳月を費やしすぎて、完成前に父親は亡くなってしまったのだとか。。
「豫」は「愉」と同じ意味で、「楽しむ」という意味。
「豫園」は「安心して楽しく暮らしてほしい」という潘允端の両親に対する想いが込められている素敵な庭園です。
約2ヘクタールの敷地に、中国江南地方の伝統的な庭園様式が凝縮されており、
園内は山穂堂・万花楼・点春堂・会景楼・玉華堂・内園の6つに分かれています。
・開園時間:8:30〜17:00(季節により変動)
※祝日を除く月曜日休園
・入場料:30〜40元(約800円)
・住所:上海市黄浦区安仁街132号
・最寄り駅:地下鉄10号線「豫園駅」(1番出口)から徒歩10分
・見学時間:約1〜2時間
伝統庭園「豫園」の見どころ3選:美しい中国伝統建築と庭園美

※https://garden-guide.jp/spot.php?i=yoenより引用
池、岩山、楼閣、回廊などが巧みに配置され、歩くたびに変化する風景を楽しめるのが豫園の最大の魅力◎
今回は、とくにおすすめの見どころを3つ紹介します。

1. 三穂堂(さんすいどう):豫園のシンボル

三穂堂は豫園の入り口から入ってすぐの場所にあります。
建物内部は上海の名士が集っていた応接間が広がっており、当時の役所のような場所でした。
明朝時代の家具や調度品が展示されており、当時の富豪の生活様式を垣間見ることができます。
建物の名前の「三穂」は、稲穂が豊かに実る様子を表しており、豊穣と繁栄を願う意味が込められています。

1本の穂に3本の稲穂ができるようにといった意味が込められ、「三穂堂」と名付けられているとのこと!
美しい屋根の曲線と、池に映る建物の姿は、まさに中国古典庭園の美しさを象徴しています。
2. 大假山(だいかざん):豫園最大の見どころ
豫園の中央にそびえる大假山は、高さ約14メートルの巨大な人工岩山。
明の時代に造られた当時の技術力の高さを感じられる、豫園で最も圧巻の景観です。
この大假山は、太湖石を積み上げて作られたもので、自然の岩山を模倣した造形美は素晴らしい!

建物の名前の通り、「迎山堂」が大假山の全体像をみるのにおすすめのスポットです!
岩山の周りには遊歩道が整備されており、様々な角度から楽しむことができますよ!
3. 点春堂:四季の美しさを感じる建物
点春堂は豫園の中でも特に優雅な建物で、四季折々の美しさを楽しめます。
建物自体は少し小さいですが、外観や屋根がとっても美しいので、ぜひ見てほしいスポットの1つです。
建物内部も見学可能!
鳳凰や麒麟などが装飾された当時の家具や装飾品、文書を見ることができます。

2階にも登ることができ、2階からは豫園全体を見渡すことができますよ!
・三穂堂:豫園のシンボル的建物
・迎山堂:池を隔てて大假山が拝めるスポット
・大假山:高さ14mの巨大人工岩山
・点春堂:四季の美しさを楽しめる
・遊廊:山・東家・池の景色を一緒に眺められるスポット
・内園:1780年代に後庭として増設された場所。作られた時期が異なるため、雰囲気も異なる。
豫園商城:お土産探しや点心などの上海グルメを楽しもう

豫園を訪れたら、隣接する豫園商城も必見!
豫園商城は伝統的な中国建築様式で作られた商業施設で、お土産店やレストランが数多く立ち並んでいます。
上海ならではのグルメやお土産探しを楽しみましょう!
豫園商城おすすめグルメ6選
豫園商城では、上海の名物グルメを気軽に楽しむことができます。
人気の7店舗とそれぞれのおすすめメニューを詳しく紹介していきます。
1. 南翔饅頭店:小籠包専門店
2. 大壺春:生煎包の老舗
3. 綠波廊:高級上海料理レストラン
4. 寧波湯団店:湯圓専門店
5. 湖心亭:お茶館
6.CHAGEE:アジアで大人気のミルクティー専門店
南翔饅頭店:上海小籠包・点心の老舗

南翔饅頭店は1900年創業の小籠包専門店で、豫園商城で最も有名なレストラン。
熱々の肉汁たっぷりのとっても美味しい小籠包が食べられます!

上海で小籠包が食べたいのなら、南翔饅頭店が第一候補!
とっても人気なので、お昼時はお店の前に行列ができています!
できればお昼のピーク時を避けて向かうと良いでしょう。
・営業時間:8:00〜21:30(Googleマップ情報)
・席数:1階テイクアウト、2階レストラン(約80席)
・予算:
テイクアウト 30〜60元(600〜1,200円)
イートイン 100〜150元(2,000~3,000円)
・支払い:現金、カード、電子マネー(AliPayなど)対応

いろんなお店で食べたい時や列に並ぶ時間がないときはテイクアウト店もおすすめ!
メニューは少ないですが、店舗よりも早く小籠包が食べれます。
テイクアウト専門店とイートインの店舗は別ですので、気をつけましょう!
大壺春:生煎包の名店

大壺春は生煎包(焼き小籠包)で有名な老舗で、地元の人にも愛されています。
なんと1932創業の老舗◎
外の生地カリカリなのに中はもっちり!お肉もとってもジューシー!

「大壺春」は、ミシュランガイドのビブグルマン掲載店です!
焼き小籠包でビブグルマンを獲得しているお店は、上海市内では大壺春だけ!
焼き小籠包好きであれば、ぜひ行ってほしいおすすめのお店です。
・営業時間:8:00〜21:00
・予算:15〜35元(300〜700円)
綠波廊:高級上海料理レストラン

綠波廊は豫園商城にある老舗の高級中華レストランで、本格的な上海料理を楽しめます。
特に夜などは少し値が張りますが、落ち着いたお店で食事したいと考えている方におすすめです。

なんとクリントン大統領やエリザベス女王なども訪れて食事を食べたお店だそう!
建物も立派で格式高さもあります。
・席数:約120席(個室あり)
・予算:150〜300元(3,000〜6,000円)
寧波湯団店:黒胡麻団子がおすすめ

次の紹介するのは、1945年創業の寧波湯団店。
お団子の専門店で、特に黒胡麻団子が絶品です◎
あつあつのお団子の中から餡子がとろっと出てきて美味しい!
程よい甘さで日本人の口にもよく合うでしょう。

お店の名前にも入っている「湯団」とは、白玉団子のようなお餅に餡子が入ったデザートで、中国では主に春節ごろに食べる風習があるそう。

小籠包などの食事系のメニューもありますが、デザートや軽食として立ち寄るのがおすすめ!
小腹が空いた時や一息つきたい時はぜひ立ち寄ってみてください。
・営業時間:10:00〜22:00
・席数:約30席程度
・予算:15〜40元(300〜800円)
湖心亭:お茶館

湖心亭は、1885年に創業された上海で最も古い茶楼!
場所は、荷花池の真ん中にあり、まさに店名の通り、湖(池?)の中心部に立派に立っているお茶館です。
「上海」のイメージにぴったりの中国建築を存分に発揮したような外観で、池と赤いお茶館の組み合わせは、風情を感じられるでしょう。

私が旅行に行った時は、なんと改修中で臨時店舗での営業だったのですが、中国各地のお茶が楽しめる場所なので、とってもおすすめ!
夜には建物がライトアップされて、まるで池に浮かんでいるよう、、!
とてもロマンチックな雰囲気なので、日が沈んでからの観光もおすすめです。

・営業時間:8:30~21:00
・席数:1階席と2階席あり。
・予算:100〜200元(3,000円程度)
CHAGEE:上海で大人気のミルクティー

「CHAGEE( 霸王茶姬)」は、中国発祥のティースタンド。
中国茶をベースにした本格的なティーメニューが豊富です。
中国茶とミルクティーの組み合わせで、今までとは一風変わったミルクティーが楽しめます!
また、店内やカップのデザインもとっても可愛い。
中国の伝統的なデザインは残しつつも、現代的な要素も取り入れられており、青を基調としたシックなデザインでインスタなどのSNS映えも抜群です◎
1番人気は「伯牙绝弦(ジャスミンミルクティー)」。
くどくない甘さですっきりしていてごくごく飲めます!
・営業時間:10:00~21:30
・席数:2階席あり。30席程度。
・予算:15~20元(300円程度)
豫園商城おすすめお土産2選!
豫園商城には伝統的な中国工芸品から現代的なお土産まで、幅広い商品が揃っています。
今回特に紹介したいお土産店舗は以下の2つです。
②「松林茶園」:目でも楽しめる工芸花茶
どちらも日本人の口に合うので、渡す相手を選ばず使い勝手良いお土産です。
大白兎奶糖(ダーバイトゥナイタン):ミルクキャンディー

「大白兎奶糖(ダーバイトゥナイタン)」は、1959年に誕生したミルクキャンディで中国では60年以上も親しまれている国民的なお菓子です。
真っ白な白兎がお菓子のトレンドマーク!
味は、日本のミルキーを想像するとわかりやすいでしょう。
いろんな味がありますが、一番人気は「ミルク味」!
食べてみるとキャラメルのようなコクがありつつも、さっぱりとしたミルク感が組み合わさって、とっても美味しい◎

中国の代表的なお菓子なので、定番のミルク味は空港や他のお店でも購入可能◎
一方で、大白兎奶糖の専門店は、豫園商城と田子坊の2箇所のみ!
専門店では豊富なバリエーションが展開されているので、ぜひ足を運んでみることをおすすめします。
店内で試食が配られていることもありますよ〜。
松林茶園:目でも楽しめる工芸花茶

松林茶園の工芸花茶もお茶好きにはおすすめのお土産です。
工芸花茶とは、茶葉と食用のお花を縛った丸い茶葉にお湯を注ぐことで、まるでティーポットの中で花が咲くように見えるお茶のこと。
比較的新しいお茶の種類であり、1995年ごろから誕生したお茶の種類です。
松林茶園には、見た目も可愛らいしい工芸花茶からフルーツティーなど数多くのお茶が取り揃えられています。
パッケージも可愛く、お土産としても喜ばれること間違いなしでしょう◎

豫園周辺の見どころ:一緒に回りたいスポット
豫園を訪れる際は、周辺の観光スポットも一緒に楽しむことをおすすめします。
城隍廟:豫園のすぐ隣にある道教寺院

城隍廟は豫園に隣接する道教の寺院で、上海の守護神を祀っています。
参拝料は無料で、地元の人々の信仰の場として親しまれています。
線香の煙が立ち込める境内は、豫園の華やかさとは対照的な静寂な雰囲気です。
外灘:豫園から歩いて行ける上海の代表的景観

外灘は豫園から徒歩約15分の距離にある、上海を代表する観光スポット。
黄浦江沿いに建つ西洋建築群と、対岸の近代的な浦東新区の景観は、上海の新旧が融合した絶景です。
豫園で中国の伝統美を楽しんだ後に、外灘で現代上海の景観を楽しむのがおすすめのルートです。
豫園へのアクセス:地下鉄が便利!
豫園へのアクセスは地下鉄が最も便利です。
地下鉄でのアクセス方法
・地下鉄10号線「豫園駅」1番出口より徒歩10分
最も便利なのは地下鉄10号線「豫園駅」で、1番出口から出て徒歩10分弱で到着できます。
タクシーでのアクセス
荷物が多い場合や、複数人で移動する場合はタクシーも便利です。
主要観光地からの所要時間目安:
- 外灘から:約15分(20〜30元)
- 南京東路から:約10分(15〜25元)
- 浦東国際空港から:約60分(150〜200元)
- 虹橋空港から:約45分(80〜120元)
- 上海ディズニーランドから:約45分(80〜120元)

タクシーの所要時間は、その時の道路状況によって大きく異なります。
特に朝や夜の通勤時間帯などは道路が混んでおり、時間がかかったり、料金が高くなる可能性があります!
【まとめ】豫園は上海観光の必見スポット!
豫園は上海を代表する観光スポットとして、多くの観光客に愛され続けています。
400年の歴史を持つ美しい庭園と、周辺の豫園商城でのグルメ・ショッピング体験は、上海旅行の思い出を彩る素晴らしい体験となるでしょう。
アクセスも便利で、短時間で効率的に楽しめるため、上海観光のスケジュールに組み込みやすいのも魅力です。
・午前中または夕方の時間帯を狙う
・豫園商城でのグルメも楽しむ
・地下鉄10号線「豫園駅」利用が便利
・電子マネー(Alipay・WeChat Pay)の支払いが便利!
中国の伝統文化と現代の上海を同時に体験できる豫園で、素晴らしい上海旅行の思い出を作ってくださいね!

豫園は本当に美しい庭園です!上海に行く機会があれば、ぜひ訪れてみてください!