こんにちは!旅行大好きゆみさとです。
今回は、シンガポールの代表的な朝食「カヤトースト」について、おすすめのお店を紹介します。
シンガポール旅行で絶対に食べておきたいローカルフードといえば、カヤトースト◎

カヤトーストは、日本にはないグルメなので、どこで食べるのがおすすめなのか、どうやって食べるのが正解なのか、初めてだとわからないことがたくさんありますよね。
実際に巡った体験談も含めて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
シンガポール カヤトーストとは?歴史と魅力を解説

まずは、カヤトーストがどのような食べ物なのか、その歴史と魅力からご紹介します。
カヤトーストの歴史
カヤトーストの誕生は、1919年のKilliney Road(キリニーロード)にまで遡ります。
中国の海南島からの移民だった店主が営んでいたコーヒーショップ「Kheng Hoe Heng」で、炭火焼きのトーストにバターとカヤジャムをサンドしたものを提供したのが始まりとされています。
忙しい朝の人々を魅了したこのシンプルで美味しい朝食は、たちまちシンガポール全土に広がり、現在では国民的朝食として愛され続けています。
カヤジャムとは?その秘密に迫る
「カヤ」とは、ココナッツジャムのこと。
ココナッツミルクと卵、パンダンリーフなどの材料を低温でじっくりと煮詰めて作られるカヤジャムは、甘さの中にココナッツのコクと卵のまろやかさが絶妙に調和した、他では味わえない独特の美味しさがあります。
実際に食べてみると、最初はココナッツの香りが鼻に抜け、その後に卵由来のまろやかな甘さが口の中に広がり、とっても美味しい!
パンダンリーフの香りは日本人には馴染みがありませんが、バニラのような優しい香りで、日本人の口にもよく合います。
カヤジャムの主な原料
・ココナッツミルク(ベースとなる豊かな風味)
・卵(まろやかさとコクを生み出す)
・砂糖(上品な甘さ)
・パンダンリーフ(東南アジア特有の香り付け)
・時にはバニラやバター(店舗による秘伝のアレンジ)

カヤジャム自体は、結構甘いです。
初体験!シンガポール カヤトーストの正しい食べ方
シンガポールに到着した翌朝、さっそく地元の方におすすめされたコピティアム(ローカルカフェ)を訪れました。
基本セットの注文方法
カヤトーストは単品でも注文できますが、定番は飲み物などもセットでついた「カヤトーストセット」です。
初めてカヤトーストを食べる際は、セットの注文がおすすめ◎
基本セットの内容:
・カヤトースト(2枚)
・半熟卵(2個)
・コーヒーまたは紅茶(ホット/アイス選択可)
注文時に「Kaya Toast Set, Hot Kopi」のように伝えれば、すぐに理解してもらえます。
ドリンクは以下から選択できます
ドリンクの種類
・Kopi(コーヒー)
・Kopi-O(ブラックコーヒー)
・Teh(ミルクティー)
・Teh-O(ストレートティー)
・Milo(ミロ)

ドリンクの種類は非常に豊富です。下を参考にしてみてくださいね。

実際の食べ方体験レポート
初めてカヤトーストが運ばれてきた時、半熟卵をどう食べるべきか迷う方も多いでしょう。
ローカル流!現地の食べ方
1. 半熟卵にダークソイソースと白胡椒をお好みの量加える
2. スプーンで卵を軽く混ぜる
3. カヤトーストを卵液につけて食べる
4. または、卵液をそのままスプーンで飲む
実際に試してみると、甘いカヤトーストと塩気のある卵液の組み合わせが絶妙◎

甘さと塩気のバランスが取れて、予想以上に美味しい!一度食べたらクセになる美味しさでした!
シンガポールに行ったら行くべき!有名カヤトーストチェーン店2選
シンガポールに行ったら、絶対に外せない定番のカヤトースト店は以下の2店舗です。
- Toast Box(トーストボックス)
- Ya Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト)

私もシンガポール旅行中に、両方のカヤトースト店を訪れました!
どちらも複数店舗あるので、行きやすいです◎
カヤトーストの特徴も異なるので、時間があれば両方体験してみるのがおすすめ。
Toast Box(トーストボックス):パンの美味しさを求める人におすすめ

「Toast Box」は、2005年に10月にオープンしたお店で、個人的に1番のおすすめカヤトースト店です。
もともとシンガポールに数多くあるベーカリー店「BreadTalk」が運営しており、とにかくパンが美味しい◎
カヤトーストのパン生地にもこだわりを求めたい場合は、Toast Box(トーストボックス)がおすすめ。
また、比較的新しいチェーン店であることから店内も近代的な雰囲気で綺麗めなのもおすすめポイント。
店舗情報
・創業:2005年
・特徴:モダンなカフェスタイル
・価格:カヤトーストセット 約S$6
※価格は店舗によって変動あり。
実際に行ってみた
私は、Toast Boxで「カヤトーストセット」と「ラクサ」を注文しました。
店内は混んでいますが、そんなに待たずに、注文後約5分程度で受け取ることができます。
下で紹介するYa Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト)と比較するとトーストが厚めに切られていました。
一口食べると、外側はサクッと、内側はふんわりしていて美味しい〜◎
そしてトーストの中にたっぷりと挟まれているバターの塩味と甘いカヤジャムがマッチしています。
カヤジャムは確かに甘めで、ココナッツの風味よりもバターの濃厚さが前面に出ている印象でした。

バターがた〜っぷりと塗られています。
より現代的でリッチな味わいというイメージ!
半熟卵は、ダークソイソースと白胡椒を加えて混ぜました。Toast Boxのトーストは厚みがあるため、卵液をつけて食べると、より食べ応えのある満足感が得られました。
注意点
Toast Boxは非常に店舗数も多く、あちこちで立ち寄ることができる一方、店舗によっては非常に混んでいます。
特にマリーナベイサンズ内の店舗など観光客が行きやすい店舗はいつも混んでいる印象。
待ちたくない場合は、混みそうな商業施設内の店舗は避けたり、開店直後の時間を狙うなど混雑対策を考えておきましょう。
Ya Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト):伝統のカヤトーストを食べたい人におすすめ

「Ya Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト)」は、シンガポールでカヤトーストを広めた老舗的な存在。
1944年に創業され、現在ではシンガポールに約70店舗も展開しています。

シンガポールのあちこちにお店があるので、立ち寄りやすい!
「Ya Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト)」の最大の特徴は、伝統的な炭火焼き!
シンガポール伝統のカヤトーストを楽しみたい方におすすめのお店です。
店舗情報
・創業:1944年
・店舗数:シンガポール国内約70店舗
・営業時間:店舗により異なる(多くは朝7時頃〜夜まで)
・価格:カヤトーストセット 約S$6.30
実際に行ってみた

私は、「Ya Kun Kaya Toast(ヤクン カヤトースト)」でカヤトーストセットを注文しました。
一口食べてみると、炭火で焼かれたトーストから、ラスクとパンの中間ぐらいのサクサクと口の中に香ばしさが口に広がって、トーストボックスとはまた違う美味しさ!
カヤジャムは甘さ控えめながらも、ココナッツの豊かな風味がしっかりと口の中に広がり、バターとの相性も抜群でした。
半熟卵は上で紹介した「トーストボックス」とあまり違いはないようです。
トーストの枚数が4枚あったので、半分は半熟卵をつけながら楽しみました!
シンガポールのローカル感重視!有名カヤトースト店3選
Killiney Kopitiam(キリニー コピティアム)
カヤトースト発祥の地、Killiney Roadにある老舗「Killiney」についてご紹介します。
店舗情報
・創業:1919年(カヤトースト発祥の店)
・場所:Killiney Road本店ほか数店舗
・特徴:歴史ある老舗の味
店舗の特徴
カヤトースト発祥の店として最も有名で、100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗です。
Killiney Road本店は歴史を感じるローカル感あふれる内装。観光客だけでなく地元の常連客にも愛され続けています。
伝統的な製法にこだわったカヤジャムは、深いコクとココナッツの香りが特徴で、「本家の味」として多くの人に評価されています。
炭火で焼くトーストも香ばしく、まさにカヤトーストの原点を味わえる店として知られています。
朝の時間帯には地元のビジネスマンや年配の方々で賑わい、シンガポールの日常に根付いた朝食文化を体験できます。
Tong Ah Eating House(東亜茶室)
「Tong Ah Eating House(東亜茶室)」は、チャイナタウンのKeong Saik Roadにある1939年創業の老舗コピティアム。
店舗情報
・創業:1939年
・場所:Keong Saik Road
・特徴:レトロな雰囲気の老舗
店舗の特徴:
店内は、ローカル感を感じられるレトロのような懐かしい雰囲気です。
昔ながらの製法にこだわったカヤジャムは、しっかりとした甘さとココナッツの強い香りが特徴。

カヤジャム自体が、少し舌触りが残るような、、こしあんに近い食感になっています。
地元の人々に愛され続けている老舗として、観光客にも本物の「ローカル体験」を提供してくれる貴重な店舗です。
Maxwell Food Centre(マックスウェル フードセンター)
最もローカル感を感じたい場合は、「Maxwell Food Centre」というホーカーセンターでカヤトーストを食べるのもおすすめです。
店舗情報
・場所:Maxwell Food Centre内
・特徴:ホーカーセンターの庶民的な雰囲気
・営業時間:早朝から午後まで
店舗の特徴
最もローカルで庶民的な雰囲気を体験できる場所。
地元の人々の日常的な朝食を体験できます。価格も最安値クラスのことが多く、コスパを重視する旅行者にも人気です。
シンガポール カヤトーストのお土産・持ち帰り情報
シンガポールでカヤトーストを気に入った方のために、お土産情報もご紹介します。
カヤジャムお土産情報
購入できる場所
・Ya Kun店舗(オリジナルカヤジャム)
・スーパーマーケット(FairPrice、Cold Storage等)
・空港の免税店
・お土産ショップ
おすすめブランド
・Ya Kun Kaya(最も有名)
・Glory(地元で人気)
・Killiney(老舗の味)
・Prima Taste(お手頃価格)
価格帯
・小瓶(200g程度):S$3-6
・中瓶(300g程度):S$5-8
・大瓶(500g程度):S$8-12
・ギフトセット:S$10-20
・限定パッケージ:S$15-30
実際の購入体験
私は滞在中にYa Kun本店でお土産用にオリジナルカヤジャムを購入しました。
店舗限定のパッケージは観光客に人気で、シンガポールの思い出として最適です。
空港の免税店でも各ブランドのカヤジャムが購入可能◎
一方で、少し価格が高めになることが多いので、注意しましょう。
持ち帰り時の注意点
・液体扱いになるため手荷物制限に注意
・スーツケースでの持ち帰りが安全
・日本到着後は冷蔵庫で保存
・開封後は約2-3週間で消費がおすすめ
まとめ:シンガポール カヤトーストは絶対に体験すべきローカルフード
いかがでしたでしょうか。
カヤトーストは、シンガポールに行ったのなら絶対に食べて欲しいおすすめグルメ!
甘いカヤジャムと香ばしいトースト、とろとろの半熟卵の組み合わせは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
店舗によっても味などが少しずつ異なってきます。
シンガポールを訪れた際は、ぜひ複数の店舗を巡って、それぞれの味の違いを楽しみ、ご自身のお気に入り店舗を探してみてくださいね!
また、カヤトーストが気に行ったら、帰国後もカヤトーストを楽しめるようお土産としてカヤジャムを購入して帰るのもおすすめ。
カヤジャムは空港でも買えますが、実際に食べて気に入ったお店でジャムを購入してみてはいかがでしょうか。
この記事が、皆さんのシンガポール カヤトースト体験の参考になれば幸いです。素敵なシンガポール旅行をお楽しみください!